2010年10月22日
取調べの可視化
刑事の恫喝する取調べテープが流されたり、警察や検察の不祥事が報道される中、取調べの可視化に賛成する検察官も現われるようになった。そんなこんなで取調べの可視化への流れが加速するのでしょう。
僕は弁護士だから、自白の強要の危険が減る取調べの可視化には賛成するものだと思われがちだが、安易に賛成してはいけないと思う。
欧米と日本の違いを無視し欧米の真似をして失敗するという、日本が何度も陥っているパターンに、またしてもはまっているのではないかと疑いたくなる部分もある。
日本の刑法は、主観が非常に重視され、原則として故意(誤解を全く恐れずにいうと、罪を犯す意思)がなければ犯罪が成立しない。故意あるかどうかを、本人の自白なしで判断することはなかなか難しい。だから、捜査機関は自白を取ることが非常に大事になる。これに対して、欧米では、日本ほど主観が重視されないので、自白を無理矢理取らなくても、客観的証拠で犯罪の認定ができる。そんな違いを無視して取調べの可視化に突っ走っていいのか、もう少し議論したほうがいいのではないですかね。
そんな固い話を持ち出すまでもなく、捜査機関が取調べで自白を得ることが難しくなる分、犯罪の検挙率が落ちるという副作用があると思われるのに、それを忘れて可視化に進んでいるような気がする。
といいつつ、僕は、恫喝する取調べがされたり、捜査機関の都合のいいように調書が作文されることなんて、日常茶飯事だと思っているので、取調べの可視化に反対しているわけではない。要は、検挙率を落とさずに冤罪をなくすための方法を考えることが大事だと思う。
僕は弁護士だから、自白の強要の危険が減る取調べの可視化には賛成するものだと思われがちだが、安易に賛成してはいけないと思う。
欧米と日本の違いを無視し欧米の真似をして失敗するという、日本が何度も陥っているパターンに、またしてもはまっているのではないかと疑いたくなる部分もある。
日本の刑法は、主観が非常に重視され、原則として故意(誤解を全く恐れずにいうと、罪を犯す意思)がなければ犯罪が成立しない。故意あるかどうかを、本人の自白なしで判断することはなかなか難しい。だから、捜査機関は自白を取ることが非常に大事になる。これに対して、欧米では、日本ほど主観が重視されないので、自白を無理矢理取らなくても、客観的証拠で犯罪の認定ができる。そんな違いを無視して取調べの可視化に突っ走っていいのか、もう少し議論したほうがいいのではないですかね。
そんな固い話を持ち出すまでもなく、捜査機関が取調べで自白を得ることが難しくなる分、犯罪の検挙率が落ちるという副作用があると思われるのに、それを忘れて可視化に進んでいるような気がする。
といいつつ、僕は、恫喝する取調べがされたり、捜査機関の都合のいいように調書が作文されることなんて、日常茶飯事だと思っているので、取調べの可視化に反対しているわけではない。要は、検挙率を落とさずに冤罪をなくすための方法を考えることが大事だと思う。
Posted by 弁護士 堀越智也 at 23:47│Comments(0)
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