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2012年10月10日
民王
池井戸潤さんの総理大臣とその息子が入れ替わるという作品。
どう入れ替わるかというと,そっくりそのままではなくて,それぞれ人格と肉体が入れ替わる。あれ!?親父の体になってる!という感じです。
ありがちと言えばありがちだけど,直木賞作家が書くとこんなに面白くなるのですね。池井戸潤さんは,各小説ごとに勉強されているのか知識人でありながら,ユーモアもあるところがいいです。
どう入れ替わるかというと,そっくりそのままではなくて,それぞれ人格と肉体が入れ替わる。あれ!?親父の体になってる!という感じです。
ありがちと言えばありがちだけど,直木賞作家が書くとこんなに面白くなるのですね。池井戸潤さんは,各小説ごとに勉強されているのか知識人でありながら,ユーモアもあるところがいいです。
2012年09月17日
謎解きはディナーのあとで
2011年本屋大賞の東川篤哉さんの小説。
6話から成る短編集で,このような構成が一番夜更かしの原因になる。
いつも風呂上り寝る前に読書するのですが,短編集だとこの章だけ読んで寝ようと思ったりしてしまうので,読書が長引きます。
それはそうと,赤川次郎風に軽い感じで,本屋大賞ってこんな作風が選ばれたっけという第一印象。確か今までの受賞作で思い浮かぶのは「一瞬の風になれ」とか今流行の「天地明察」とか。エンターテイメント性が目立ちながらも,もう少し硬いイメージだった。
けど,読んでいると,事件→捜査→推理→行き詰まり→秘書が解決・・・とパターンが確立していて,推理小説はそのほうが一度評価されると長続きするのでしょうか。ドラマの古畑任三郎のように。
そんな理由か分かりませんが,2が本屋で平積みになってました。
6話から成る短編集で,このような構成が一番夜更かしの原因になる。
いつも風呂上り寝る前に読書するのですが,短編集だとこの章だけ読んで寝ようと思ったりしてしまうので,読書が長引きます。
それはそうと,赤川次郎風に軽い感じで,本屋大賞ってこんな作風が選ばれたっけという第一印象。確か今までの受賞作で思い浮かぶのは「一瞬の風になれ」とか今流行の「天地明察」とか。エンターテイメント性が目立ちながらも,もう少し硬いイメージだった。
けど,読んでいると,事件→捜査→推理→行き詰まり→秘書が解決・・・とパターンが確立していて,推理小説はそのほうが一度評価されると長続きするのでしょうか。ドラマの古畑任三郎のように。
そんな理由か分かりませんが,2が本屋で平積みになってました。
2012年08月16日
火車
まだ受験生のころから,友人に何度も読めと言われ続けていた宮部みゆきさんの火車。やっと読み終えた。
1980年代後半あたりに特に問題になっていたカード破産とその人間模様。自己破産の原因が語られていたりするのだけど,バブルがはじけて久しい最近の自己破産の原因とはちょっと違うでしょうね。
1980年代は,就職したての若者がカードでアルマーニのスーツを買いまくって多重債務に陥ったりしていた。最近は,サラ金から借りたお金を返している最中,不景気で仕事がなくなったりだとか,給料が下がったりということが原因となりやすいと思われます。
消費税が上がって,自転車操業で消費税を払っていた会社が苦しくなると,雇用が減って,さらにはその分税収も減って悪循環になるのではないかと心配です。
法律の仕事をしていながら,経済のことを考える時間が多い。Co-Createを通じて何かしらの貢献ができないですかね。
1980年代後半あたりに特に問題になっていたカード破産とその人間模様。自己破産の原因が語られていたりするのだけど,バブルがはじけて久しい最近の自己破産の原因とはちょっと違うでしょうね。
1980年代は,就職したての若者がカードでアルマーニのスーツを買いまくって多重債務に陥ったりしていた。最近は,サラ金から借りたお金を返している最中,不景気で仕事がなくなったりだとか,給料が下がったりということが原因となりやすいと思われます。
消費税が上がって,自転車操業で消費税を払っていた会社が苦しくなると,雇用が減って,さらにはその分税収も減って悪循環になるのではないかと心配です。
法律の仕事をしていながら,経済のことを考える時間が多い。Co-Createを通じて何かしらの貢献ができないですかね。
2012年08月12日
活字中毒とクレジット
最近,活字を読んでいないといらいらするまではいかないけど,読んでいる時間が一番落ち着く。テレビの中でオリンピックの競技が行われているのを感じながら,本を読んでいたり。
直木賞作家の京極夏彦さんも,全く関係のないテレビ番組を見ながら小説を書くそうで,そんなことを思い出して自分を肯定する。
同じく直木賞作家宮部みゆきさんの「火車」を読んでいます。
丸いの赤いカードととともに「クレジット」という言葉ができた年と,ダイナースカードができた年は同じなんですね。1960年,安保の年。
直木賞作家の京極夏彦さんも,全く関係のないテレビ番組を見ながら小説を書くそうで,そんなことを思い出して自分を肯定する。
同じく直木賞作家宮部みゆきさんの「火車」を読んでいます。
丸いの赤いカードととともに「クレジット」という言葉ができた年と,ダイナースカードができた年は同じなんですね。1960年,安保の年。
2012年08月02日
睡眠不足の原因はオリンピックだけではない
内村選手金メダル。表彰後のインタビューまで見てしまった。
そんなこんなで睡眠不足ですが,それだけでなく,仕事から帰って風呂に入った後本を読む習慣があって,ジェノサイド(高野和明)という去年出版された小説につかまり,睡眠不足に拍車をかけてしまった。
帯に「世界水準」と書いてあったとおり,知識が広く深く,ストーリーも壮大でありながら細やかでテンポもよく,小説の感想として果てしなく月並みな表現ですが,圧倒されました。
さっき読み終わったので,オリンピックとの併せ技に応戦する夜はおしまい。
そんなこんなで睡眠不足ですが,それだけでなく,仕事から帰って風呂に入った後本を読む習慣があって,ジェノサイド(高野和明)という去年出版された小説につかまり,睡眠不足に拍車をかけてしまった。
帯に「世界水準」と書いてあったとおり,知識が広く深く,ストーリーも壮大でありながら細やかでテンポもよく,小説の感想として果てしなく月並みな表現ですが,圧倒されました。
さっき読み終わったので,オリンピックとの併せ技に応戦する夜はおしまい。
2011年05月20日
1Q84
今更book1を読んでます。あと10数ページだけど,決して1980年代の話とは思えない。わざとそんな内容にしているのか,ただの勘違いなのか。
何年か前までは,平積みになっている本が一般人,マニアの間でどのような評価をされているか,だいたい分かっているつもりだったけど,最近売れている本が結局どう評価されているのか,全然分からない。だから,的外れなこと書いてたらごめんなさい。
ただ,1Q84が後になると何が言いたいのか分からなくなって評価を下げていることは,正月あたりにラジオで聞いたので,何となく分かっている。だからこそ読みたくなった。book1はこの先どうなるのだろうと思った。そんな期待が裏切られるのでしょうか。エヴァンゲリオンやその他諸々,歴史に残る名作のように。
あと,1980年代よりもっと昔のことも書かれているみたいで,その辺,僕らの世代には勉強になりますね。
何年か前までは,平積みになっている本が一般人,マニアの間でどのような評価をされているか,だいたい分かっているつもりだったけど,最近売れている本が結局どう評価されているのか,全然分からない。だから,的外れなこと書いてたらごめんなさい。
ただ,1Q84が後になると何が言いたいのか分からなくなって評価を下げていることは,正月あたりにラジオで聞いたので,何となく分かっている。だからこそ読みたくなった。book1はこの先どうなるのだろうと思った。そんな期待が裏切られるのでしょうか。エヴァンゲリオンやその他諸々,歴史に残る名作のように。
あと,1980年代よりもっと昔のことも書かれているみたいで,その辺,僕らの世代には勉強になりますね。
2011年04月18日
原作を読みたい
昨日は,半強制的に家族にレ・ミゼラブルに連れて行かれたが,さすがに完成されていて素晴らしいものでした。
ただ,自分としては,映画やミュージカルを見ると,文字がたくさんあってそれに関する理解が一番できるやつ,すなわち原作が読みたくなる。やはり2時間や3時間では,物語の深い部分まで描くことはできず,ミュージカルだと演出を見せたいところもあるだろうから,そこに重点が置かれてしまう。だからこそのミュージカルだから,「しまう」と言われる筋合いはないのでしょうけど。
といいつつ,まだ司法試験の受験生の時に,牛久の図書館で原作を手に取り,10ページくらい読んで時間ができたらじっくり読もうと思ってそのままだったのでした。挫折したのではないと信じている(笑)
ミュージカルは,郡山で見た「ジーザスクライストスーパースター」以来だな。福島での生活は何か温かくてよかった。猪苗代湖'sの気持ちよく分かります。
ただ,自分としては,映画やミュージカルを見ると,文字がたくさんあってそれに関する理解が一番できるやつ,すなわち原作が読みたくなる。やはり2時間や3時間では,物語の深い部分まで描くことはできず,ミュージカルだと演出を見せたいところもあるだろうから,そこに重点が置かれてしまう。だからこそのミュージカルだから,「しまう」と言われる筋合いはないのでしょうけど。
といいつつ,まだ司法試験の受験生の時に,牛久の図書館で原作を手に取り,10ページくらい読んで時間ができたらじっくり読もうと思ってそのままだったのでした。挫折したのではないと信じている(笑)
ミュージカルは,郡山で見た「ジーザスクライストスーパースター」以来だな。福島での生活は何か温かくてよかった。猪苗代湖'sの気持ちよく分かります。
2011年03月08日
月と蟹
道尾秀介の直木賞受賞作「月と蟹」を先日読み終わりました。
ミステリーが面白い作家は、何書いても面白いのですかね。全然ミステリー小説ではないのに、ミステリー小説を読んでいる時のような、どきっとするシーンが何度か出てくる。
登場人物の気持ちを深く考えてみたりもする。
新しい作品なので、これ以上ネタバレしないようにします。
自分の仕事をする上でいつか役に立つかもしれないと思える時間を過ごせました。
ミステリーが面白い作家は、何書いても面白いのですかね。全然ミステリー小説ではないのに、ミステリー小説を読んでいる時のような、どきっとするシーンが何度か出てくる。
登場人物の気持ちを深く考えてみたりもする。
新しい作品なので、これ以上ネタバレしないようにします。
自分の仕事をする上でいつか役に立つかもしれないと思える時間を過ごせました。
2011年01月17日
祝!道尾秀介直木賞受賞
道尾秀介の作品は、山本周五郎賞を取った「光媒の花」しか読んだことないが、いつかは直木賞を取るだろうと思えた。しかし、まさかこんなに早くもらっちゃうとは。
「光媒の花」は、短編集だけど、1話の脇役が2話の主役になり、2話の脇役が3話の主役になるという仕掛けになっていて、そんな仕掛けも面白かったが、1話を読んだだけで天才だと思わされる。単純に比べることはできないけど、小説力みたいなものは、東野圭吾を超えているのではないでしょうか。
今後も楽しみです。
「光媒の花」は、短編集だけど、1話の脇役が2話の主役になり、2話の脇役が3話の主役になるという仕掛けになっていて、そんな仕掛けも面白かったが、1話を読んだだけで天才だと思わされる。単純に比べることはできないけど、小説力みたいなものは、東野圭吾を超えているのではないでしょうか。
今後も楽しみです。
2010年12月20日
赤川次郎
バブルのころに流行った赤川次郎。特に教訓もなく、主義主張もなく、勉強にもならないので、あまりたくさん読んでいると親に怒られた(というか、うちの場合からかわれた)。いちいち親に怒られない年齢になっても、読んでいても何も残らないと自分で思っていた。
しかし、何年か前に気付いたけど、赤川次郎は文章が抜群にうまいのですね。話の流れもテンポもよくスムーズ。その上で意外な展開が待っているから、読み出すと止まらなくなる。これが人気の秘訣だったのですかね。それだけではないでしょうけど。トレンディドラマが好きだった層が、赤川次郎も読んでいたのではないでしょうか。
ともかく、引け目を感じながら、つい100冊以上読んでしまった赤川次郎も、文章を書く仕事をするようになった今、どこかで役に立っていると信じたい。
しかし、何年か前に気付いたけど、赤川次郎は文章が抜群にうまいのですね。話の流れもテンポもよくスムーズ。その上で意外な展開が待っているから、読み出すと止まらなくなる。これが人気の秘訣だったのですかね。それだけではないでしょうけど。トレンディドラマが好きだった層が、赤川次郎も読んでいたのではないでしょうか。
ともかく、引け目を感じながら、つい100冊以上読んでしまった赤川次郎も、文章を書く仕事をするようになった今、どこかで役に立っていると信じたい。
2010年11月23日
ドストエフスキー
分厚くて、ページいっぱいに文字が書かれていて、読み始めるのに気合いがいるが、読み始めると止まらなくなる。だから、たぶん今読んではいけない。特に、夜寝る前に読み始めると、眠れなくなる。そう思いつつ、暇を見つけて「カラマーゾフの兄弟」を読もうと思っている。2,3年前に、新しく翻訳されたことで注目を浴びたが、当時今より忙しくなかったのに、忙しいという理由で上、中、下をまとめて買って読まずにいた。
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「白痴」がドストエフスキーの三大作と言われているが、「カラマーゾフの兄弟」はまだ読んでなかった。「罪と罰」は、裁判員裁判が始まった今、この事件の裁判員になったことを想定して読むと面白いと思います。
人は、環境のせいで罪を犯すのか、もって生まれた性格のせいで罪を犯すのか、その両方なのか。そんな議論の転換期にあった時代の小説です。
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「白痴」がドストエフスキーの三大作と言われているが、「カラマーゾフの兄弟」はまだ読んでなかった。「罪と罰」は、裁判員裁判が始まった今、この事件の裁判員になったことを想定して読むと面白いと思います。
人は、環境のせいで罪を犯すのか、もって生まれた性格のせいで罪を犯すのか、その両方なのか。そんな議論の転換期にあった時代の小説です。